補償導線の構成材料は、熱電対と同等の物(KXではクロメル・アルメル、JXでは鉄・コンスタンタン)のエクステンション形(KX・EX・JX・TX)と、熱電対とほぼ近い熱起電力を有する代用線を用いる物(VXでは、銅・コンスタン タン、RXでは、銅・銅ニッケル合金)などのコンペンセーション形(VX・WX・BX・RX・SX)があります。補償導線の選定においては、まず何タイプの熱電対に使用する物か、又何色かをご確認ください。
次に配線する雰囲気の最高使用温度、最低使用温度、湿気等の条件に耐えられる物 か、又電力線から影響を受ける場合は、シールド付の物を選んで下さい。
耐熱電線の構成材料は、シリコンゴム(-60〜180℃)フッ素樹脂ETFE(-100〜150℃)FEP(-253〜200℃)PFA(-195〜260℃)PTFE(-253〜260℃)可とう性フッ素樹脂(-60〜200℃)ニッケル導体シリグラス編組(連続使用温度500℃)等ございます。